目立たず快適に歯列矯正を進めたい方に人気のマウスピース矯正ですが、そのメリットとデメリットをしっかり理解していますか?
本記事では、マウスピース矯正のメリット・デメリットを詳しく解説します。
マウスピース矯正のメリット
装置が目立たない
マウスピースは無色透明なので、装着していてもほとんど目立ちません。
人前で話すことが多い方や、装置を目立たせたくないイベントでも安心して使えます。
また、自由に取り外せるため、どうしても外したい場面では短時間であれば取り外しても問題ありません。
お手入れが簡単で、虫歯や歯周病のリスクが低い
マウスピースは自分で取り外せるため、清掃が簡単です。
ワイヤー矯正では、ブラケット周辺に食べかすが溜まりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高くなりますが、マウスピース矯正では、毎日マウスピースを洗浄し、清潔に保てるため、これらのリスクを軽減できます。
痛みや不快感が少ない
ワイヤー矯正よりも弱い力で歯を動かすため、痛みを感じにくい方も多いです。
マウスピースは厚さ約0.5ミリと薄いため、長時間装着しても違和感が少ないです。
新しいマウスピースに交換した後は、軽い痛みを感じることもありますが、通常は数日で収まります。
金属アレルギーの心配がない
ワイヤー矯正は金属を使用しますが、マウスピース矯正は金属を使わないため、金属アレルギーの心配がありません。
矯正治療中にアレルギーを発症するケースもあるため、マウスピース矯正は安心です。
今まで通り食事を楽しめる
マウスピース矯正は取り外し可能なので、食事の際に制限がありません。
ワイヤー矯正では、装置を壊さないために硬い食べ物やキャラメルを避ける必要がありますが、マウスピース矯正ならその心配は不要です。
また、装置に食べ物が挟まる心配もありません。
通院頻度が少ない
マウスピース矯正は口腔内をスキャンして3Dシミュレーションを行うため、治療期間が短くなることが多いです。
初めは1ステップ分の装置を渡されますが、慣れてきたら数ステップ分をまとめて受け取り、患者様自身で装置を交換するため、通院は1~2ヶ月に1回程度で済みます。
マウスピース矯正のデメリット
治療期間が長くなることがある
マウスピース矯正は、2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら歯を動かします。
1枚のマウスピースで動かせる歯の量は約0.25ミリです。
弱い力で少しずつ歯を動かすため、ワイヤー矯正よりも治療に時間がかかることがあります。
食事のたびに歯磨きが必要
マウスピース矯正では、食事の際にマウスピースを外す必要があります。
食後に再装着する前には必ず歯磨きをする必要があるため、カフェでの軽食や食べ歩きの後などに手間が増え、間食しにくくなります。
マウスピースのお手入れが必要
毎日装着するマウスピースは、清潔に保つために手入れが必要です。
汚れたマウスピースを使い続けると、虫歯や口臭の原因になります。
装着前と取り外した後は流水でしっかり汚れを落とすようにしましょう。
歯根が露出するリスクがある
歯列矯正を行うと、歯茎が下がり歯根が露出するリスクがあります。
この現象はマウスピース矯正に限らず、すべての矯正方法で起こりえます。原因は、歯に無理な力がかかり続けることで歯茎が衰退するためです。
歯根の露出が進行すると、歯が長く見えることもあります。
気になる場合は、早めに歯科医師に相談しましょう。
矯正装置を長時間装着する必要がある
マウスピース矯正は、1日20~22時間以上装着しないと、治療計画通りに歯が動きません。
固定されたワイヤー矯正とは異なり、マウスピースは取り外しが可能なため、装着時の違和感からつい外してしまうことがあります。
これにより治療期間が長引いたり、思ったような効果が得られなかったりするリスクがあります。
まとめ
マウスピース矯正には多くのメリットがありますが、デメリットも理解した上で選ぶことが大切です。
装置の目立たなさや快適さを重視する方には理想的な治療方法ですが、自己管理が求められる点や手入れの手間を考慮する必要があります。
自分のライフスタイルや矯正の目的に合った方法を選び、理想の歯並びを手に入れましょう。
クリニック紹介
船曳歯科医院
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そのために、痛みや不安など色々なことに配慮して、それが解消できるように工夫し、普段の診療に繋げております。
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