
マウスピース矯正は「目立ちにくい」「取り外し可能」というメリットがあり、多くの方に選ばれる矯正方法です。しかし一方で「矯正中は虫歯になりやすいのでは?」と心配される方も少なくありません。実際、装置の使い方やお口の環境によっては虫歯リスクが高まるケースもあります。ここでは、マウスピース矯正と虫歯の関係、予防のために気をつけたいポイントを詳しくご紹介します。
マウスピース矯正と虫歯リスク
マウスピースは歯全体を覆う透明の装置です。歯を動かす力をかけるために長時間装着する必要がありますが、この“長時間密閉”が虫歯リスクに関係します。
唾液の自浄作用が低下
通常は唾液が食べ物のカスを洗い流し、酸を中和してくれます。しかしマウスピース装着中は唾液の流れが遮られ、虫歯菌が活動しやすくなります。
間食や飲み物の影響
装置をつけたまま甘い飲み物を飲んだり、間食を続けると、歯の表面に糖分が停滞しやすくなり、虫歯が進みやすくなります。
予防法① 正しい装着と食事のルール
・食事や飲み物(※水以外)は必ずマウスピースを外す
・食後は歯磨きしてから再装着する
・外出先では最低でもうがいをして清潔を保つ
この「食べる時は外す・清掃後に戻す」の徹底が、虫歯予防の基本です。
予防法② 丁寧な歯磨き
・歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用
・フッ素入り歯磨き粉を使って歯を強化
・夜は特に時間をかけて磨く
マウスピース自体も毎日洗浄し、清潔を保ちましょう。
予防法③ 定期検診
矯正中は歯の動きだけでなく、虫歯の有無や歯茎の状態も定期的にチェックする必要があります。早期発見なら小さな治療で済み、矯正を中断せずに継続できます。
まとめ
マウスピース矯正は工夫次第で虫歯リスクを最小限にできます。ルールを守り、清潔を保ちながら進めることが大切です。
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