神戸市中央区 / 船曳歯科医院
歯周病の検査・治療のご相談を受け付けています
歯周病は口腔内だけでなく全身の健康とも関わりがあると報告されています。当院では歯周ポケット検査を含む歯周病の検査・治療に対応しています。
月・火・水・金・土 10:00〜13:00 / 14:00〜18:00
休診日:木・日・祝
歯周病と全身疾患の関係とは?なぜ口の中の病気が体全体に影響するのか
歯周病は、口の中だけの病気ではありません。歯周病菌や炎症性物質が歯ぐきの毛細血管から全身の血流に入り込み、各臓器や組織に悪影響を及ぼすことが、近年の研究で次々と明らかになっています。
全国健康保険協会の資料によると、慢性的な歯周病は心臓血管疾患・糖尿病・低体重児出産などのリスクを高めることが広く知られるようになりました。また、誤嚥によって歯周病菌が気管・肺に入ると、誤嚥性肺炎の原因にもなります。
歯周病が全身に影響するルートは主に2つです。
- 血管ルート:歯周病菌・毒素・炎症性物質が歯ぐきの毛細血管から血流に乗り、全身の臓器・組織へ到達して炎症を引き起こします。
- 気管ルート:唾液中の歯周病菌が誤嚥によって気管支・肺へ入り込み、誤嚥性肺炎を引き起こします。
歯周病が「サイレント・ディジーズ(静かなる病気)」と呼ばれるのは、痛みなどの自覚症状が乏しく、気づかないうちに進行してしまうためです。歯周ポケットが4mm以上の人の割合は全体で47.9%にのぼり、25〜44歳でも30%以上に達しています。
歯周病と糖尿病の関係〜なぜ「第6の合併症」と呼ばれるのか
歯周病と糖尿病は、お互いを悪化させ合う「双方向の関係」にあります。日本歯周病学会監修の「ペリオブック」によると、糖尿病患者は糖尿病でない方に比べて歯周病がより進行しやすいことから、歯周病は「糖尿病の第6番目の合併症」とも呼ばれています。
糖尿病になると慢性高血糖の状態となり、感染への抵抗力が低下して歯周病が進行しやすくなります。さらに傷の治りも悪くなるため、歯周治療の効果が出にくくなります。
一方、重度の歯周病はインスリンの働きを弱め、血糖コントロールをさらに困難にします。日本歯周病学会監修「ペリオブック」では、適切な歯周病治療を行うことで、糖尿病の血糖管理指標であるヘモグロビンA1c(HbA1c)が改善するケースも報告されています。
特に、体重が5〜10kg程度増加した糖尿病の方で重度の歯周病を抱えている場合は注意が必要です。糖尿病と診断されたら、必ず歯科を受診して歯周病の状態を確認することが推奨されています。

糖尿病と歯周病の悪循環を断ち切るには
- 定期的な歯周病検査:糖尿病患者は少なくとも3〜4か月に1回の歯科受診が推奨されます。
- 医科・歯科の連携:糖尿病連携手帳などを活用し、かかりつけ医と歯科医師の間で情報を共有します。
- 血糖コントロールの維持:外科的な歯周治療の前には血糖を正常化しておくことが重要です。
歯周病と心臓血管疾患の関係〜動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中のリスクはどのくらい高まるのか
歯周病にかかっている人は、かかっていない人に比べて動脈硬化性疾患を1.5〜2.8倍発症しやすいことが疫学研究で報告されています。
歯周病菌が血管内に入り込むと、心臓の弁や内膜に定着して感染性心内膜炎を引き起こすことがあります。また、歯周病菌が血管内皮に傷をつけたり血栓を形成したりすることで、動脈硬化が進行し、狭心症・心筋梗塞・脳卒中のリスクが高まります。
動脈硬化そのものが慢性炎症であり、歯肉の慢性炎症がそれを加速させる可能性があります。
心臓弁膜症や人工心臓弁を持つ方は特にリスクが高く、歯周病の予防・早期治療が心臓病の予防にも直結します。
歯周病と妊娠・早産の関係〜妊婦さんが特に注意すべき理由とは
歯周病は、早産・低体重児出産のリスクを高めることが知られています。歯周病菌や炎症性物質が血管を通じて子宮筋に作用し、子宮の収縮を早めることが原因と考えられています。
妊娠中は女性ホルモンの影響で歯肉炎になりやすく、つわりなどで口腔内の衛生状態が悪化しやすいため、特に注意が必要です。
妊娠中の歯周病ケアのポイントは以下の通りです。
- 妊娠前の歯周病検査:妊娠を考えている方は、事前に歯科でチェックを受けることが理想的です。
- 妊娠初期・中期の歯科受診:安定期(妊娠5〜7か月)に歯周病治療を受けることが推奨されます。
- 丁寧なブラッシング:つわりで歯磨きが辛い時期も、できる範囲で口腔ケアを続けることが大切です。
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口腔ケアが気になり始めたら、まずは歯周病の検査を
歯ぐきの状態が気になる方、全身の健康との関わりを意識されている方は、定期的な口腔検査をお勧めしています。お口の状態をもとに、適切なケア方法をご案内します。
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歯周病と誤嚥性肺炎・その他の全身疾患の関係〜高齢者が特に気をつけたいリスクとは
誤嚥性肺炎は、高齢者の死亡原因の上位を占める重篤な疾患です。唾液や食物と一緒に歯周病菌が気管・肺に入り込むことで発症します。口腔内を清潔に保つことが、誤嚥性肺炎の予防に直結します。
花王健康科学研究会(徳島大学・湯本浩通教授監修)の報告によると、歯周病との関連が指摘されている疾患は多岐にわたります。
- 誤嚥性肺炎:歯周病菌が気管・肺に入り込むことで発症。高齢者に多い。
- 関節リウマチ:歯周病による慢性炎症が関節の炎症を悪化させる可能性があります。
- 骨粗しょう症:骨密度の低下が歯槽骨の吸収を促進し、歯周病を悪化させます。
- 肥満・メタボリックシンドローム:慢性炎症を介した相互関係が指摘されています。
- 認知症(アルツハイマー型):歯周病菌が脳に影響を及ぼす可能性が研究されています。
- がん(膵臓がん・大腸がん):唾液中の細菌が腸内細菌叢を乱し、がん化に関与するとの報告があります。
高齢になるほど歯周病の有病率は上昇します。定期的な口腔ケアとプロフェッショナルクリーニング(PMTC)が、全身疾患の予防にも大きく貢献します。
歯周病の予防法〜日常ケアとプロのメンテナンスで何が変わるのか
歯周病の予防には、毎日のセルフケアと定期的なプロフェッショナルケアの組み合わせが最も効果的です。歯周病は自覚症状が出にくいため、定期検診による早期発見・早期治療が重要です。
自宅でできるセルフケアのポイント
- 正しいブラッシング:歯と歯ぐきの境目を意識して、歯ブラシを45度に当てて磨きます。
- フロス・歯間ブラシの使用:歯ブラシだけでは落とせない歯間部のプラークを除去します。
- 禁煙:喫煙は歯周病の最大のリスク因子の一つです。禁煙することで歯周病の進行を大幅に抑えられます。
- バランスのよい食事:糖分の多い食事を控え、ビタミンCやカルシウムを積極的に摂ります。
歯科医院でのプロフェッショナルケア(PMTC)とは
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)とは、歯科医師・歯科衛生士が専用の機器を使って行う歯のクリーニングです。自宅のブラッシングでは落とせない歯石・バイオフィルム(細菌の塊)を徹底的に除去します。
定期的なPMTCを受けることで、歯周病菌の数を大幅に減らし、全身疾患のリスクを下げることができます。神戸市中央区の船曳歯科医院では、約50年前から予防歯科に力を入れており、予防歯科先進国アメリカの診療スタイルを学んだ先代院長の時代から、PMTC・定期メンテナンスを中心とした診療を続けています。
歯周病治療の流れ
- 歯周病検査:歯周ポケットの深さ・出血・歯の動揺度などを測定します。
- スケーリング・ルートプレーニング:歯石・プラークを専用器具で除去し、歯の根面を滑らかにします。
- 再評価検査:治療後の歯周組織の状態を確認します。
- 定期メンテナンス(PMTC):3〜4か月ごとの定期クリーニングで再発を防ぎます。
神戸元町で歯周病治療・予防をするなら〜船曳歯科医院の特徴とは
船曳歯科医院は、神戸元町駅から徒歩3分・三宮駅から徒歩9分の好立地にある歯科医院です。約50年前の開院当初から予防歯科に力を入れ、全室個室の診療室を設置しています。
院長の船曳晃滋は「自分だったらどんな治療を受けたいだろう?」という考えを診療の根底に置き、痛みや不安に配慮した優しい治療を提供しています。歯医者が苦手な方・治療が怖い方も、カフェのような落ち着いた内装の院内でリラックスして受診できます。

歯周病治療・予防に加え、PMTC・ホワイトニング・インビザライン(透明マウスピース型矯正)・セラミック治療・インプラントなど幅広い診療に対応しています。保険診療・自由診療を問わず、クレジットカード・各種電子マネー・デンタルローンにも対応しています。
歯周病は全身の健康に直結する疾患です。気になる症状がある方、定期検診を受けていない方は、ぜひ一度ご相談ください。船曳歯科医院では、予防・メンテナンスを中心に、皆様のお口と全身の健康を守る診療をお届けしています。
よくある質問
歯周病は全身疾患と本当に関係があるのですか?
はい、関係があります。歯周病菌や炎症性物質が血管を通じて全身へ広がり、糖尿病・心臓病・誤嚥性肺炎・早産などのリスクを高めることが多くの研究で明らかになっています。
歯周病を治療すると糖尿病も改善しますか?
改善する可能性があります。日本歯周病学会監修の資料によると、適切な歯周病治療によりHbA1c(血糖管理の指標)が改善するケースが報告されています。糖尿病の方は歯科受診も積極的に行いましょう。
歯周病の初期症状にはどんなものがありますか?
歯ぐきからの出血・腫れ・口臭などが初期サインです。痛みが出にくい「サイレント・ディジーズ」のため、症状がなくても定期検診で早期発見することが重要です。
妊娠中に歯周病になりやすいのはなぜですか?
妊娠中は女性ホルモンの変化で歯肉炎になりやすく、つわりで口腔ケアが不十分になりがちです。歯周病は早産・低体重児出産のリスクを高めるため、妊娠前・妊娠中の歯科受診が推奨されます。
歯周病の予防に最も効果的な方法は何ですか?
毎日の正しいブラッシング+フロス使用と、3〜4か月ごとの歯科でのPMTC(プロフェッショナルクリーニング)の組み合わせが最も効果的です。禁煙も大きな予防効果があります。
歯周病は何歳から気をつければいいですか?
20代から注意が必要です。花王健康科学研究会の報告によると、25〜44歳でも30%以上が歯周ポケット4mm以上の状態にあります。若いうちから定期検診を習慣にすることが大切です。
歯周病と心筋梗塞・脳卒中は関係がありますか?
関係があります。歯周病患者は動脈硬化性疾患を1.5〜2.8倍発症しやすいとの疫学研究があります。歯周病菌が血管に入り込み、動脈硬化・血栓形成を促進することが原因と考えられています。
PMTCとは何ですか?保険は適用されますか?
PMTCは歯科医師・歯科衛生士が専用機器で行うプロフェッショナルクリーニングです。歯周病治療の一環として保険適用になる場合と、自由診療になる場合があります。詳細はかかりつけの歯科医院にご確認ください。
歯周病は完治しますか?
歯肉炎の段階なら適切な治療で健康な状態に戻せます。ただし進行した歯周炎は完全な回復が難しく、定期的なメンテナンスで進行を抑えることが治療の目標になります。
船曳歯科医院で歯周病の相談はできますか?
はい、対応しています。神戸元町駅から徒歩3分の船曳歯科医院では、歯周病検査・治療・PMTC・定期メンテナンスに対応しています。全室個室で痛みに配慮した診療を提供しています。
結論
歯周病は糖尿病・心臓病・早産・誤嚥性肺炎など多くの全身疾患と双方向に関連する、全身の健康に直結する疾患です。自覚症状が出にくいため、定期検診による早期発見と、PMTC・毎日のセルフケアによる継続的な予防が最善策です。神戸元町で歯周病が気になる方は、約50年の予防歯科実績を持つ船曳歯科医院にご相談ください。
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著者情報
院長

船曳 晃滋
(ふなびき こうじ)
略歴
奥羽大学歯学部卒業
船曳歯科医院勤務
平成24年 船曳歯科医院が現在の場所に移転・院長就任
現在に至る



